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ヤフーがテレビCMなど4マス媒体の広告を検討していた時のこと。プレゼンテーションに出向いた小竹の前に、社長の井上雅博が出てきて、こう言った。「媒体を買うのは全然構わないんだけど、それによって売り上げは幾ら増えるんですか」。小竹はこう振り返る。
「社長が出てくることも驚いたけれど、広告を投資と見て、費用対効果を求める姿勢にびっくりしました。そんなこと聞かれても、答えられないですよ(笑)」
小竹が「認知率の向上の割合なら試算できますが」と食い下がると、井上は「それはおたくの理論であって、僕らの理論じゃない」と応戦する。企業がカネを払う以上、すべては投資であり、リターンが求められる。広告も聖域ではない。全うな正論に触れた小竹は、「自分がやっていることはこれでいいのか、とすごく思うようになった」。